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更年期を乗り切る Part 2

コロナウイルスのワクチン接種の話題が現実的に広まってきました。経済的な打撃も大きかったコロナウィルスもこれで収束に向かうのを祈ります。

今回は、2020.02.14公開の「更年期を乗り切る」のPart2です。←過去記事はこちらから

今回は自分の経験を全て明らかにします。苦しかった経験を発信することで、誰かが何かに気付くことが出来たり、誰かの心に少しでも触れたりすることが出来るかもしれない、という思いからです。

目次

私の更年期障害体験記

<症状と気づき>

私は普段健康が取り柄と思っていたので、不調をよく理解していませんでした。なんとなくだるい日が多いとか、倦怠感が続くとかいう感じの調子悪さというのが48歳くらいからありました。49歳の時に癌で母を失くしてから急激に進んだように思います。私は48歳位から56歳位までの間、かなりきつい更年期障害に悩まされました。

私の主な症状は以下の通りです。

・首筋とかたのコリがつらくて、波のように襲ってくる。

・腰痛がひどくてぎっくり腰を何回も起こした。

・今までなかった動悸がしばしば起こる。急に心臓がドキドキしてうずくまる。

・明け方4時半か5時頃目が覚めて、それから眠れなくなる。

・不安な気持ちになりやすく、なんでもネガティブな考えに持っていかれる。些細なことが大きな不安感となる。

・不安がよぎると「めまい」がして動けなくなる。

・自分の行動や言動に自信がなくなり、ぼーっとして記憶力も悪くなる。落ち込み易くなる。

などが主な苦しみでした。

最初は、地域の保健所の更年期の講習会に出てみて簡単なテスト(更年期指数チェック)に答えたのが始まりでした。そのテストの結果が完全に「更年期障害の可能性が高い」に当てはまった事から、自分は更年期障害なのだと知りました。

ただ、何かに夢中になって作業したり、スポーツで汗を流している時などは、体のことをすっかり忘れてしまい、元気に動けることもしばしばありました。でもおかしいのがテニスのプレーしているだけなら良いのですが、試合にエントリーしたり先の予定を組むと急に不安感か押し寄せて、異常な恐怖心で居ても立ってもいられなくなったのです。

「動悸」と「異常な不安感」が私の最もつらい症状でした。

<更年期外来受診>

普通は「婦人科」で良いのですが、保健所がお勧めの「更年期外来」というのがあることを教えてくれて、すぐに受診しました。担当の婦人科の女医の先生の診察をうけた所、血液検査でエストロゲンの血中濃度数値が激減(10以下)していました。そのため脳からもっとエストロゲンを出せという司令を出し続けていて、それが出来ないから身体のバランスが崩れ、あちこち不調になっているという説明を受けました。

とりあえず不調の原因がわかって、ひとまずホッとしました。

そこで私は先生に強く勧められて、「ホルモン補充療法」を3年間続けました。最初に先生が「注射するのが一番速いのよ」と言って勧めたその言葉に惹かれてしまいました。ただ3年以上は乳癌のリスクがあるので3年間だけしかできないと言われました。

4週間に1回注射する、その他ツムラの23番当帰芍薬散などの処方がありましたが、それらの治療を私は信じて3年間続けてしまいました。

注射の効果は、注射したすぐは暫く良いと感じましたが、「切れる」感があり、2週間過ぎると辛くなって症状はさほど改善されませんでした。むしろ悪化したように思います。

「不安とめまいがして起きれなくなる」と先生に訴えると、めまいの薬、不安を和らげる薬、動悸を抑える薬、など薬ばかりがどんどん増えていくのに症状は改善されませんでした。
とうとう精神安定剤デパスが処方されました。デパスは1錠飲むとものすごい眠気がさして、立っていても目をつぶって寝てしまうほどの、強い眠り薬のようで、症状改善の為というよりボーとさせて眠らせてしまえ、という感じがして、その薬に頼るのは恐怖にさえ感じました。


<マッサージ治療との出会い>

そしてとうとう3年間受けたので「注射はこれで終わり」と言われてしまいました。不調のまま放り出された様な気がして、その時の不安感はピークでしたが、このままこの婦人科に通院しても終わらないという気がして、私は初めてマッサージの先生を訪ね、東洋医学と出会うことになりました。
マッサージの先生はよく話を聞いてくれて、体を背中からじんわりと緩めてくれました。全身を温かい手でテンポよく和らげてくれるのはとても気持ちよくて安心できました。

ストレスを減らす
軽いリズム運動を行うこと
予定を削って余裕を入れる
自分に優しくすること、自分を責めない
何か新しいことに挑戦してみる
薬ではなく自分の体の変化に慣れること

など具体的に教えてくれて、婦人科の医師とは全く違う対応だったのを覚えています。
具合が悪いと背中にキツさを感じることが多いのですが、両手を当ててゆさゆさと緩めてくれるのがとても気持ちが良かったです。辛い時はすぐに予約して頻繁に対応してもらいました。


<改善するための方法>

まずは自分が納得する婦人科の先生や東洋医学の先生と出会うこと。
納得しなければ今はレディースクリニックも東洋医学系も選択肢がたくさんあるし、口コミや情報が溢れているので納得するまでトライすることです。ただ一回で簡単に良し悪しを決めて変えてしまうのも注意です。話しやすい先生で、話し合いながら進めていけるのがいいですね。

それともう一つ、自分が自らできる努力を進んで行うことが大切。薬や先生ばかりを頼っていてはいけません。
体を治すことができるのは「自分の治癒力」によるのです。

・人と対話する…信頼できる友達や身近な人と話をする。いざという時に頼れる人を持っていれば心強いです。

・ストレスをなくすこと…自分では良いと思ってやっていることでも、気づかないうちにストレスになっていることがあります。

・適度な運動をする、特にリズム運動やストレッチ…腕を振って散歩でもいいです。さらに筋トレで地道に筋肉を増やす努力の習慣をつける。ヨガもおすすめ。

・予定を詰め込みすぎないようにする…詰め込み過ぎると楽しいことでもストレスに変化してしまうことがあります。疲労も症状を重くします。

・失敗しても自分を励まし優しくする…自分を褒めてあげるのは自分だけ。些細なことでも自分を褒め励まし、身体を労わる。

・楽しめる事を積極的に行う…新しいチャレンジ、仲間とのコミニティ、旅行や観劇など、思いついてご縁のあることはやってみる。

↑これらは自分にしか出来ないことです。

<まとめ>

更年期のキーワードはエストロゲンです。
エストロゲンの役割は、脳、骨、皮膚、心臓血管系、泌尿器、など様々なところに影響をもたらしていたのです。
それがもう体から出ないのですから、それを補うために自ら努力をすることが必要です。
骨のためにはカルシウムを多く摂取する、心臓血管系のためにはコレステロールを貯めない食事や運動、加齢と共に低下する基礎代謝向上を目指し、これまではエストロゲンが仕事して助けてくれていたことを、これからは自分が考えて努力しなければならないということです。

更年期は自分の体を正しく理解し、その後の残りの人生を輝かせるためにいかに充実させていくかを考える時期だったのです。

ポイントは食事、運動、睡眠(休息)

私はこの期にスポーツジムに通い始めました。
①筋トレをはじめました。その後の老化していく人生で筋肉は必要です。テニスが大好きなので、末長く続けるためには筋肉を付けなければというのをモチベーションにしています。

②ヨガを始めました。ヨガのポーズをとることで体の中の循環が良くなり整えることができる、自分でできる方法の一つです。
筋トレで鍛えた後は必ずヨガのポーズで深呼吸を意識して整えます。

③ゴルフスクールに入会しました。ゴルフのスイングは体の軸を意識しながら効率的な体の使い方を学べました。また生涯スポーツとして続けたいから。

私はそれを始めてもう10年が過ぎようとしています。今では筋肉がしっかりと付いて腕も足も筋肉質になっています。特に腹筋を鍛え始めてからすっかり腰痛がなくなり、さらに正しい姿勢が作れるようになったので肩こりも減りました。
今では若い時よりもテニスのプレーがパワフルになったと感じています。地道に体を鍛え続けてきてようやく更年期を乗り切ったと感じます。


5年後10年後に自分がどの様な身体になっていたいですか?
私はこの事を辛い更年期に気付き地道に続けてきたからこそ、今が充実しているのだと実感しています。
輝く老後にするために今何をしますか?


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