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予防医学としてのマッサージ



人は健康な時は「健康」をほとんど意識せず、当たり前のことのように思い特別な感謝も忘れがちだが、ひとたび病気や怪我をすると、その原因を考え反省し、初めて「健康」の有り難さが分かり、病気になりたくないと思う。病気にならない努力をしようとその時は思うのだ。

この先いつ何時、どのような病気や怪我に出会うことになるのか分からないが、案外自分の持つ自然治癒力で時間が経つにつれて免疫力で治癒することも多いのだ。今までもすでに色々な病気や怪我に遭おうと、これまで生きて来られたのは、紛れもなく自分の治癒力の賜物なのである。

だから健康を維持するには自分の自然治癒力、免疫力というものを増強することが重要なのだと思うのだ。そのための手段の一つとしてマッサージを利用すべきだと思う。

私のマッサージの卒業校の長生学園で44年間解剖学の教壇に立ち、学園の生徒に厳しくも素晴らしい指導をして下さった近藤雅雄先生(現在は聖マリアンナ医学大学 予防医学者)が日本長生医学会の会報誌に載せている長い文章から抜粋したもので、ほんの一部分ですが以下に記します。

 

『健康を支配しているのは遺伝子だけではなく環境である。健康増進には日常の食事・運動・休養が重要であり、病気の予防・回復には食事療法や精神療法(メンタルケア)などの自発的治癒が重要となる。自発的治癒とは、外部から叩く他力的な「治療」に対して、能動的で内部から自ら除去するという意味である。

生体は環境に適応した様々なリズムの進化の過程で獲得され、視床下部を中枢として

呼吸・循環

内分泌・代謝

運動・休養

摂食・睡眠

などのリズムが調節されている。

生体内環境は脳の視床下部を中心として、無意識的に自己診断、修復、再生の三つの機能が働き、恒常性が維持されている。異常が起これば元に戻そうとする自然治癒の力が働く。生体を構成する細胞・組織・臓器は全て健康になりたがっている。

日本では長生療法という素晴らしい療法が知られている。長生療術は、脊髄療法・プラーナ療法・精神療法の三位一体の治療法によって病気の原因を取り除き、自然治癒力を高める非侵襲的医療として多様な疾患に有効である。

病は早めに手を当てると免疫・神経・内分泌の3大情報連絡系が亢進し、自然治癒力の増強によって治る。これを「手当」という。手当が遅れると「手遅れ」となる。その意味では、手当を業としたあん摩マッサージ指圧、鍼灸などの日本古来の伝統療法は治療に大きな一翼を担っている。』

 

この文章を読んで私は自分の役割をさらに強く認識しました。体を変化させていくのは環境であり、生活習慣であるのだとはっきりと提示されたのです。大きな怪我になる前に硬くなった身体全体を緩めることができる、怖い病気に罹患する前に圧迫された血流や神経繊維などを改善する事ができる、そのような予防としてのマッサージの手当が必要なのです。

医療保険が発達している日本では、何かあるとまず医療機関を受診し薬の服用に身を委ねる人が多いです。まだ病気や怪我と判定した訳でもないのに、予防医学的考えからマッサージを選び、自らの治癒力を増強するという人はまだまだ少ないと感じますが、疲労が積み重なった人、精神的にやる気が出ない人、体が硬くなったと感じる人、それだけでもいい、今後大きな病気や怪我に繋がらない為に全身のマッサージの施術を受けることがとても重要なのです。

そうしたあん摩マッサージ指圧の技術力を普段から取り入れるかどうかを決めるのは患者様本人であります。そこで施術手技的にも、性格的にも、場所的にも、値段的にも自分に合ったマッサージ師と出会えたら素晴らしいと思いますし、一度体験して合わないと思っても、マッサージ師は全てやり方も手の当て方も異なりますので、懲りずに良い出会いを求めて探し続けてほしいと思います。

 

マッサージ治療室 岩ぶちでは、長生医学で学んだ「手から放つプラーナ」で身体を芯から柔らかくして、血行を促進し、コリ固まった筋肉の回復の手助けをします。お困りの方は是非いらして下さい。

自らの体に秘めた回復力を導き出すのが長生療術のマッサージです。初めての方は是非一度お試し下さい。お待ち致しております。

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